元号は必要だが使用するべきではない
4月1日に新しい元号「令和」が発表されました。
平成生まれの私にとっては新しい元号というのが初めてなのですごく違和感があります。
「令和」には「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」という意味が込められているそうです。
新しい元号については賛否両論ありますが、私はいい元号だと思います。
・元号は必要か?
「元号は廃止すべき」という意見がありました。
元号という日本独自のガラパゴスなものを捨て、西暦というワールドワイドに対応しようという意見です。
私は元号は廃止べきではないと思います。
なぜなら元号というものは日本の大事な文化だからです。
・改元による影響
しかしながら元号が変わることによる影響は見過ごせません。
各種システムの改修や書類の問題、そもそも今何年なのかわからなくなるなど
特にシステムへの影響は大きく、下手をすると人の命に関わるものもあったりします。
・元号を「使う」必要はあるのか?
新しい元号を決めるにあたって、平成のHや昭和のSといった頭文字と被らない元号になることが明言されていました。
これは書類等で略号を使用する際に混乱しないようにということですが、そもそも混乱を招く元号を重要な書類等に使う必要がありますか?
免許証の場合、更新の日付が平成35年になっていたりします。(現在では西暦を併記されているようですが)
・西暦表記に変えて起きる問題
公的な書類などは元号が使われていますが、西暦に変えて問題はあるのでしょうか?
はじめは混乱するかもしれませんが、元号が変わって起きる混乱とそう大差ないはずです。
実際に、みずほ銀行の通帳は西暦表記に変わっています。
このように世間が西暦表記にシフトしていく中でお役所だけが頑なに元号を使い続けるのは問題だと思います。
逆に公的文書が西暦で統一するとなれば、民間企業も確実にそれに追従するでしょう
・守るべきもの、変えるべきもの
元号は天皇を象徴するものであり、日本の古くから続く大事な文化です。
文化としては守るべきものだと思います。
この数十年で、文明が急激に変化・進化していきました。
便利なものがどんどん生まれより良い世の中に変わっていく、そのなかで変えずに大切に守るべき伝統や文化を見誤らないようにしないといけません。
・最後に
昭和は63年、平成は30年続きましたが、令和は何年あるかわかりません。
長く続くかもしれないしすぐに終わってしまうかもしれません
平成は戦争こそなかったものの、大きな災害が何度もあり良い時代ではなかったのかもしれません。
令和は、崩御による暗い雰囲気ではなくお祭りムードで始められる新たな時代です。
より良い時代となることを願いましょう。