TP-LINK製品を使って中国のサイバー攻撃に協力しよう!
昨日、はてブやツイッターでTP-LINK製品について話題になっていました
TP-LINKの無線LAN中継機が勝手に通信を行っているという内容です
わかりやすく例えると
「携帯がちゃんと使えるかどうかチェックするために5秒に一回ワンギリで電話をかけているようなもの。もちろん電話をかける相手には了承をとってない」
という感じです
TP-LINKとは?
TP-LINK Technologies Co., Ltd.は、SOHOおよびSMB向けのネットワーク機器を製造、販売する、中国深圳に拠点をおく企業。 WLANおよびブロードバンドCPEデバイスを製造しており、公式サイトではユーザー数が数百万人に上るとしている
Wi-Fiルーターなどネットワーク機器を作っている中国の会社です。
先日のAmazonタイムセール祭りでもセール対象になっており、他メーカーの商品よりかなり安く手に入ります
なにが問題なのか?
問題点はいくつかあります
1.ネットワークリソースの無駄
この必要のない通信で勝手にギガが1GB近く消費される、といえばわかりやすいでしょうか
1GB追加するとなると千円くらいかかると思います。この無駄な通信で毎月千円払わされかつネットが重くなる、そんなこと許せますか?
2.通信の相手先に無許可
はじめに電話で例えましたが、その電話をかける相手の福岡大学に許可をとっていません。
これにより福岡大学は日本国内だけでなく世界中からサイバー攻撃に等しい通信をされています。
相手を自社サーバーにするのであればまだいいでしょう。他国の大学が研究目的に公開しているサーバーを勝手に使い迷惑をかけるのはまともな企業のやることですか?
3.通信を止めることが出来ない
この勝手な通信は設定で止めることが出来ません。そのため冒頭に紹介した記事では別のルーター等で通信を遮断する設定をしてほしいと書かれています。
勝手に通信されることの怖さ
今回の問題はワンギリのようなことをしているだけなので、なにか情報を送ったりしているわけではありません
しかしまだバレていないだけでファーウェイのように中国に情報を送信している可能性がないとも言い切れません
コロナによって急にテレワークになり、ルーターを買い換えたりした人も多いためTP-LINK製品を薦める記事も多く見られます。
セキュリティ向上のためにルーターを買い換えたらむしろ悪化させてたなんてことになるかもしれません
ITエンジニアの方からはTP-LINK製品を使わないという話はよく聞きます。
じゃあどこのメーカーのを買えばいい?
NEC Atermシリーズ AX6000HP [無線LANルーター/実効スループット約4040Mbps] 親機単体 (Wi-Fi 6対応) 搭載型番:AM-AX6000HP
- 発売日: 2020/06/01
- メディア: エレクトロニクス
Wi-Fi 6(11ax)対応なのでとても早いです
エレコムは家電量販店での販売にも力を入れているので、こういった機器に詳しくなくて何かあったら不安という方は通販ではなく家電量販店で買うほうが良いかもしれません